潮風号は 2.1kmという日本一短い路線で、最高時速15km/hという日本一遅い列車
ですが、途中のトンネルに差し掛かると照明が暗くなり、天井に関門海峡に生息する
魚介類の魚拓が浮かび上がります。
関門海峡一帯では、真鯛・アコウ・キス・グチ・ヒラメ・アジ・ヒラメに各種イカと
様々な釣りを楽しめるそうです。 潮風号からも沢山の釣り人を見る事ができました。
14時発の潮風号は、14時10分には終点の関門海峡めかり駅に到着です。今回は折り返し
14時20分発の便で 30分に九州鉄道記念駅に到着。 JR門司駅でバナナのたたき売りの
芸を鑑賞し、嫁さんと相談の結果 海峡プラザに戻る事にしました。
途中、海上保安庁の巡視艇の公開をされていましたので、見学する事にします。
大きさと装備から、35メートル型巡視艇・PC「はやなみ」型と思われます。
狭くて急な階段を上がって、艦橋を覗かせてもらいます。
艦橋には様々な計器が並んでいます。素人には何の役に立つかはわかりません。
海上保安庁の任務とは
① 海の平和を守る・・・治安の確保、領海警備、テロや密輸、密航等の犯罪阻止
② 海の安全を守る・・・海難救助、地震や津波、台風等の災害に備える
③ その他の任務 ・・・海の環境の保全、海上交通の安全、海洋調査、国際協力
等があると聞いています。
航海士(?)の方が丁寧に応対してくれました。レーダー画面右上が関門橋で、それに
近づく船が表示されています。 夜間は視界が効かないので、レーダーが眼になるとか
乗組員に御礼を言って下船します。近年 C国の動きから、海上保安庁の役割が大きく
なっていますが、問題は保有する巡視船124隻、巡視艇237隻の内、船齢20年を超える
船が4割を超える事。 この船も船齢が30歳近いとの事で、個人的には海自のもがみ
型護衛艦の様な、省人化とコストを抑えた新鋭艦が、海保に増える事を望んでいます。
ブルーウイングもじ まで戻ってきました。時刻は14時45分。次に開橋するのは15時。
ここはカップルで渡ると幸せになれるという「恋人の聖地」に認定されています。