今回の名古屋モーターサイクルショーには 「ウラル・ジャパン」 が出展していない
ので、サイドカーが見れるのは「エムクラフト」と「サクマエンジニアリング」の2社
だけだと思っていましたが、何と「ロイヤルエンフィールド」が展示していました。
ロイヤルエンフィールド本社が展開する公式カスタムプロジェクト「Custom World」の
成果で、日本のカスタムバイクファクトリー 「チェリーズカンパニー」が手掛けた
※ 画像は CUSTOM FRONTさんのHPより
チェリーズカンパニーさんは世界的カスタムバイクメーカーとして有名で、私が知って
いる範囲では、仮面ライダーBLACKSUNのバトルホッパーやロードセクター、海外では
映画「THE BADMAN」の劇中車両を手掛けたと記憶しています。
ベース車は「Super METEOR650」ですが、エンジンやフレームの一部を除いて、ほぼ
全てのパーツがワンオフの手作りです。たとえばヘッドライトもガラスカバーではなく
樹脂製となっています。その周りのカバーもアルミで微妙なラインを形成しています。
サイドカーは左右非対称の為、カーブではねじれが生じ、運転が困難になりがちです。
ベース車に無いアールズフォークへ換装した結果、操舵の重さを軽減できます。
美麗なタンクやシート、側車と本車を繋ぐステー等も、この車だけのオリジナルです。
エンジン左側の銀色のレバーは、駐車時のパーキングブレーキを作動させるものです。
側車も一からデザインされています。前面に小型のシールドが付いていますが、これも
ワンオフだそうです。 子持ちラインも入って、古風な英国車風の仕上がりです。
こちらが元車の「スーパーメテオ650」 象徴的なパラレルツインエンジンを搭載し、
車種的にはクルーザーとなります。 新車価格は98万円~と比較的安価な設定です。
例のサイドカーに関する悪法が無ければ、これに日本製の側車をセッティングして
走るのも楽しいと思いますが、将来的にもそれは無理っぽいのが誠に残念です。