「水木しげるロード」は、1993年に誕生しました。 その当時の妖怪像は全23体。
妖怪の町の両端は境港駅と「水木しげる記念館」で、その距離は800mになります。
京極夏彦先生によると 「なまけ者になりなさい」 という水木先生の言葉の真意は、
「怠けていても 食えるだけの人間になりなさい」「才能の無い人は働かないと餓死
しますよ」という意味だそうな。 確かに 恐ろしくて為になる言葉です。
水木しげる先生は、2015年11月に93歳で他界されました。境港市で育ち、1958年に
漫画家としてデビュー。 代表作は「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」「河童の三平」
「河童の泉」は 水に関する妖怪たちや 河童の三平のブロンズ像があります。
境港市の下ノ川には、昔から河童が棲んでいるという伝説があったそうです。
道の両側には 大小様々な妖怪ブロンズ像が設置してあります。 夜間には照明演出で
ブロンズ像や街路樹がライトアップされ、狭間の町の奇妙な雰囲気が醸し出されます。
妖怪影絵のスポットライトは 見ていると薄くなり、一度消えて、又 濃くなります。
私たちの心の中に「思い」がある限り、妖怪達は きっと存在し続けるのでしょうね。