水木しげる記念館前の「動く妖怪影絵」を鑑賞し、近くの裏道を覗けば そこには
おでん屋さんが。 腹も減ったし、久しぶりに日本酒でも飲みますか....
ママさんお勧めの「ちょい飲みセット」 千円なり。 うむ、お酒もおでんもうまい
日本酒は辛口純米の「清酒 月山」 ああ、久しぶりの日本酒は 腹に染みわたる。
追加で 日本酒3種試し飲みセットと おでん3つを。3種の中では「八海山」が
好みかな。 いい心地になって、2千円強を払って店外に。ママさん、ありがとう。
人影も疎らとなった道を宿に向かってゆっくり歩いている。時折 頭の上の方から、
不気味な鳴き声が聞こえたりする。 あれ、向こうにみえるのは野良猫かな?
昼間に見る妖怪たちもいいけど、やっぱり宵闇の中の妖怪たちの方が雰囲気が出ている
日本人の心の中に妖怪たちがいる限り、妖怪たちは不死身なのですね。
当時 映画館でも妖怪の姿を見ることができました。「妖怪百物語」「妖怪大戦争」
「東海道お化け道中」など。 四谷怪談などは妖怪でなく怨霊の類なのでしょうね。
水木しげる先生は境港育ちで、1958年に漫画家としてデビュー。代表作は「鬼太郎」
「悪魔くん」「河童の三平」。2015年に93歳で亡くなられました。左腕が無いのは
戦争中、ラバウルでマラリアの療養中に敵機の爆撃で重症を負い、切断したからです。
復員後の困窮した結婚生活については「ゲゲゲの女房」に書かれています。
22時前に宿に戻ると「夜鳴そば」の文字が。宿泊者は無料で食べられるとあって早速
頂く。あっさりとした醤油味で量も夜食に丁度よい。さて皆さん、オヤスミナサイ。