紀三井寺(きみいでら)は、和歌山城からほど近いところにあり、紀州徳川家が繁栄を
祈願した寺です。西国第二番の札所でもあり、お遍路さんの姿を見る事ができます。
楼門を潜るとすぐに231段の階段がありますが、右側のケーブルカーも利用できます。
3/17(日) 青春18きっぷの2回目として、大阪駅から紀州道快速で和歌山駅へ。
きのくに線御坊行きに乗り換えて紀三井寺駅に到着。時刻は10時前。100分程の旅です
紀三井寺の本尊は十一面観音菩薩。木造の立仏像としては日本最大の総漆金箔張との事
十一面観音はその深い慈悲により、衆生から一切の苦しみを抜き去る功徳を施す菩薩で
あるとされ、病気治癒などの現世利益を祈願して、多くの像が作られたそうです。
本来は231段の階段を一歩一歩無心で登るべきなんですが、そうすると右膝がすぐに
痛くなるので、今回はケーブルカーを利用します。窓口で料金片道200円を払います。
操作はエレベーターと一緒で、麓のボタンを押すと降りてきて、車内のボタンを押す
と、山複の駅まで自動で上がっていきます。 発車後 すぐに到着ですね。
山複の駅で降りて道順の方に歩く。摩尼石車を回してみたが、石製の為か随分と重い。
マニ車を回転させると、回転させた数だけ内蔵されたお経や真言を唱えるのと同じ功徳
があるとされています。同様に「人生の横断歩道」を歩くと、西国三十三ヵ所の全札所
を巡礼満願したのと同じ功徳があるとされているそうです。
先に進むと山腹の駐車場があり、そこから本堂を結ぶエレベーターが設置されていた。
上に登り振り返ると、遠くに「和歌の浦湾」が見える。 自動車で来たのなら和歌川
の向こうの「玉津島神社」や「雑賀埼灯台」に行くのだが、今回は徒歩なんです、ハイ
本堂にお参りして「家内安全」を祈願する。妻の御朱印帳に御朱印を記帳してもらい、
観音像を見に行こうとしたら、いきなり雨が降り出した。天気予報では午前中は曇り
のハズだが、ま、仕方が無いので、早めに下山することにします。
帰りの石段を下っていると、途中に「三井水(さんせいすい)」の幟があった。山中に
湧く「吉祥水・清浄水・楊柳水」は紀三井寺の名の由来とされており、日本の名水百選
にも選ばれているそうです。 桜の開花にはまだ早く、花を見る事はありませんでした
石段を降りきった先には「閻魔大王像」がにらみを利かせていました。その時分には
雨が上がりましたが、もう一度坂を上る気にもなれず、駅に向って歩き始めます。
途中「庭のパン屋さん」を見つけ、石窯で焼けたばかりのパンを買って小休止です。
※ 画像は「ハピラインふくい」「IRいしかわ鉄道」のHPより
青春18きっぷといえば 3月16日の金沢~敦賀間の北陸新幹線開業に伴い、並行在来線
がJRから、第三セクター方式に変更になった為、福井や金沢に行こうとすると敦賀から
別料金がかかるようになったのは残念です。 敦賀~金沢は2730円(130分)必要です