先日 新型SPYDER RTの実車を見る機会がありまして、第一印象は 旧型より一回り
大きくなった感じで、スマートになったけど、個性は薄れたというものでした。
特にフロントフェイスは ある種の動物的なイメージだった旧型に比べると、かなり
落ち着いた印象を受けます。 私は旧型のデザインを けっこう気に入っています。
ただ旧型は国内法規による日本仕様化で、左右のフォグライト部にロービームを設置、
本来のいわゆる「目」の部分にハイビームを設置するという変則的なものでした。
また ハロゲンが標準で、夜中の田舎道では光量不足で、夜間走行には難ありです。
新型は「LEDライト」を標準装備し、ローでは左右の端が点灯、ハイビーム時には
左右と中央部が点灯する仕様になり、夜間走行の不安が解消されたのは朗報です。
私の場合、ロービームをハロゲンから「H.I.D」に交換し、LED補助ランプを取り付け
ました。 これで街灯の無い夜間の田舎道でも、なんとか安全に走れます。
新旧の大きな違いの一つは、リアのトップケースです。 旧型は固定ですが、新型は
簡単に着脱できるようになっています。 また新型のトップケースには ヘルメットが
2個入るのに対し、旧型はその形状から ヘルメットは収納できません。
新型、旧型とも エンジンキー1本でトップとサイドケースを開閉できますが、旧型の
鍵穴が1つに対し、新型は3つになりました。これはトップが着脱式になったことゆえ
と思われます。 後ろから見ると 新型はF3-Ltdの影響を強く受けていますね。
新型には細かい改良点があり、魅力的ですが、旧型もそんなに悪くないと感じます。
新型は横から見ると、ロング&ロースタイルで、旧型よりも塗装面が減ってますね。