埋立地の中の道を、時速60km程で走っていく。
全身に風を感じる。 これはSPYDER RTでは体験
出来なかった事だ。
顔に、胸に、腹に、両手に、両足に風を感じる。
風防を付けても、顔以外の風の抵抗を防止する事は
たぶんできないだろう。
先導車のスタッフさんと相談の結果、RTとは違うコース
道端のおばさんが 「ぽか~ん」 といった表情で
二台のSPYDER F3を見ている。 結構目を引くようだ
海底トンネルに入る。SPYDER F3の後方からの視認は
◎ランプの明るさもあって、かなり良い。
フロントヘッドライトは 日本仕様では左右の小型ランプが
ロー、中央の四角いランプがハイとなる。 トンネル内
では特に問題無かったが、夜間の視認性について
確認してみたいと思う。
会場に戻ってきた。SPYDER F3は予想以上に良い
出来だと思う。 ツーリング志向のSPYDER RTとは
方向性が全く異なる。 いわゆる「スポーツ車」だ。
試乗を終えて会場を後にする。RTとF3 どちらが好みか
と言われると困るが、左程体力に自信の無い私が選ぶ
としたら、やはり SPYDER RT の方かもしれない。
比較的若い層やハーレーに興味を持つ人はF3を選び
奥さんと休みにドライブに出かける人たちはRTを選ぶと
私は思う。