80年代初頭、ハンス・ムートが日本刀をモチーフにしてデザインした元祖カタナは
当時の若者にはすごい衝撃でした。 私も元祖カタナ+オートクラフト製サイドカー
の未来的なデザインを見て、サイドカーへの興味を初めて持ったほどです。
国内販売されたカタナ750は 当時の保安基準でフロントの風防ナシ、低い位置の
セパハンも認められず、極端なアップハンドル、通称「耕運機」ハンドルに改変されて
いました。 1100のハンドルに交換した車両を警察が取り締まり、これを「刀狩り」と
称しました。
SPYDER RTの場合も同様で、本国仕様のコンビネーションランプでは ストップ・
バック・ウインカーの機能がありましたが、日本仕様では ウインカーの機能が
殺され、サイドに独自のウインカー(ステーが良く破損する)が設置されました。
では RYKERはというと、上が日本仕様で 下が本国仕様。 保安基準で仕方がない
のかもしれませんが、印象はだいぶ異なりますね。
新型 SPYDER RT は SPYDER F3とほぼ同型のリアスタイルだったので、日本仕様の
F3-Ltdと同じ、本国と同じ形式のリアスタイルと思っていたのですが......
4月に入庫したディーラーさんのHPを見ると、円形のブレーキランプが設置され、
コンビランプのブレーキ部は殺され、ウインカー部のみが稼働するとのこと。
保安基準に抵触しないのなら、本国仕様にしてもらえないでしょうか、BRP日本さん。