「長崎 そのぎ茶」は、長崎県東彼杵(ひがしそのぎ)町で古くから作られているお茶
で、長崎産のお茶生産量の65%を占めています。 そのぎ茶は全国茶品評会で高評価
を得ており、農林水産大臣賞、産地賞で日本一を受賞しております。
8月16日(金) ホテル日航ハウステンボスで心地よい朝を迎えた。 朝食付きだった
ので、1階に降りて2つの食堂の内「日本料理 あじ彩」に入る。バイキング方式だが
具材は旨い。特に鯛ダシのツユを掛けた飯は絶品。朝粥と共にゆっくりと頂きました。
10時前にチェックアウトし、雲仙地獄に向かいます。 途中、「道の駅 彼杵の荘
(そのぎのしょう)」に立ち寄ります。ここはクジラの食材と日本一の彼杵茶が有名。
だご汁は平たい小麦団子と山海の具で作った味噌汁、またはすまし汁の郷土料理です。
歴史的には、世界に日本茶を広めた長崎の豪商「大浦慶」が、彼杵茶を初めとする
日本茶を海外に輸出して巨万の富を築き、坂本龍馬ら維新志士との親交を通じて、
亀山社中にも資金援助をしたと伝えられています。
嫁さんは地元の人が持ち込んだ鉢物が気に入ったようで、熱心に話し込んでいます。
暑いので彼杵茶のソフトクリームを買って、嫁さんに渡します。ここには「茶ちゃ焼」
という彼杵茶を練り込んだ白あんが入ったスイーツがあり、特産品だそうです。
道の駅 彼杵の荘から1時間程で「諫早湾干拓堤防道路」に到着、さっそく渡ります。
ここは国営諫早湾干拓事業によってできた堤防の上を走る道路で、諫早市と雲仙市を
結んでいます。 2007年に開通した全長約8kmもある直線道路で、通行料は無料です
諫早湾干拓事業は、農地造成と防災機能強化を主目的に1989年に国が着工した事業で、
1997年に堤防の水門が閉じられました。2000年に有明海苔の不作の原因が閉じた水門
のせいであると裁判が起こされ、工事中止の仮処分もありましたが、2005年の判決で
仮処分は取り消され、工事は再開し、2007年に堤防が完成し、道路も開通しました。