「呉港おさんぽクルーズ」とは、ワンコインで呉の街並み、造船所群や海上自衛隊の
艦船を鑑賞できる45分間のミニクルーズです。呉港と江田島の小用港を往復します
が、小用港で下船はできません。 14:22の便では無料ガイドによる解説を聞けます。
13:30 うたた寝から覚めて、売店で「ダブルグレープフルーツ 420円」を購入。
そろそろ「音戸の瀬戸(おんどのせと)」に近づく。 瀬戸とは海峡の事らしい。
幅は狭い所で90mしかなく、平清盛が開削したという伝説があります。
向こうに見えるのは 音戸大橋。 螺旋状の高架橋をSPYDERで走るのは楽しかったね
定刻14:10にシーパセオは呉港に到着。おさんぽクルーズの次の回は14:22なので
急いで下船し、呉港窓口の自販機に向かう。 幸いギリギリ間に合いそうだ。
入口でクルーズ参加者用の首掛けを貰い、二階の客室にいた観光ボランティアの女性に
挨拶をする。 今回は2組だけだったので、45分の航海中 ずっとお話してもらう。
今年は江田島の牡蠣の生育が良くなく、2月4日開催予定だった「江田島市カキ祭」が
中止になってしまったそうです。 おお、あれは「起重機船 武蔵」だ、初めて見た。
海上自衛隊呉資料館は てつのくじら館として有名で、入館料は無料。
開館時間は 10〜18時で、最終入館17時30分です。 現在は15時15分。
一階は 海上自衛隊の歴史、二階は 掃海艇の活躍、三階は 潜水艦の活躍
が展示され、本物の潜水艦(あきしお)の内部を見学出来ます。
1985年に進水した「潜水艦あきしお」は、2004年に除籍し、2006年に陸揚げされて
呉資料館に展示されました。 全長76m、重さは2250t。乗員は80名で潜航深度は
450mと言われています。 兵装は533mm魚雷発射管×6門。
資料館の3階から船体に入り、居住区や発令所を見学することができますが、写真撮影
は禁止されています。 最新の潜水艦は2022年以降就役した「たいげい型」で、特徴は
リチウムイオン電池搭載を前提とした設計がされている事で、現在までに4隻が就航し
2024年に1隻、2025年に1隻、合計12隻が建造予定と言われています。
従来の掃海艇が担ってきた「対機雷戦機能」を補完できる「もがみ型護衛艦」も紹介
されていました。 のっぺりとしたステルス形状の外観と ユニコーン角の様な形状
のレーダーは目を惹きますね。 6番艦の「あがの」は 2024年3月に就役予定です