モーリンのアルト&スパイダー記

スズキ 新型アルトとSPYDER RTの長期テストを掲載中

三回忌 冨井喜晴氏を偲ぶ会 vol.3

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 スポーツ・ツアラーの次に私の興味を引いたのは 仏蘭西 サイドバイク社の「キルノス・サイドカー
 「キルノス」とはギリシア語でコルシカ島 (なぽれおん・ぼなぱると皇帝の出身地)の古名だそうだ。
 
 
 
 
イメージ 2キルノスは ヤマハディバーション900を
本車とするコンプリート・サイドカーであり、
他の車輌との組み合わせは存在しない。
 
側車の車輪が本車のハンドルに連動して
ステアする「2WSシステム」を導入しており
クイックなハンドリングを体験できる。
 
1998年5月 伊勢神宮会館で開催された
第一回日本サイドカーショーで、京都の
ケンテックさんが展示されていました。
 
エンジンは空冷900cc4シリンダー、
価格は当時298万円でした。
 
 
 
 
 
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 オーナーの方と、以前に「キルノス」を所有
 されていた方にお話を聞くことができました。
 
 側車は2名乗車で、右の足元には結構な
 容量の小物入れもあります。
 
 天井には天井灯が、トランクにはトランク灯
 が装備してあり、トランクの容量も大きい。
 
 全天候トップは外からでも、内側からでも
 ファスナーを使って開閉可能で、窓を開ける
 感覚で留めておくこともできます。
 
 側車内は非常に快適ですとの事。
 
 
 
 
 
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 オーナーとその友人のお話を聞いていると、キルノスに対する愛情が伝わってきて、こちらもうれしくなる。
 お二人のお話を全部は書ききれないが、いくつか 挙げてみる事にする。
 
 ・ ショップはコロフィーさんだから、全く問題なし。パーツも本車のパーツリストを持っているし、不安はない。
   またキルノス自体 これ専用のパーツというのは少ないから、まだまだ乗れます。
 
 ・ 2WSシステムのおかげでハンドルは軽いです。ハンドリングに全く不安はありません。
   これはトランクに荷物を満載し、側車に嫁さんと子供を乗せた状態でも、変わりません。
 
 ・ 高速巡航も得意です。百○○キロでの巡航なんて楽勝ですし、百○○キロで走ることもあります。
 
 ・ コンプリートモデルで298万円という価格は、一見高価なように見えますが、長い眼でみれば
   決して高い買い物ではありません。本車と側車を組み合わせる方式は最初は安価な場合もあり
  ますが、やがて装備に不満がでてきて、結局は高いものにつく事も考えられます。
 
  例えばタイヤのインチ・ダウンをしたりすると、その度にセッティングのやり直しが必要ですので、
  最初からメーカーが熟成させた装備と性能を謳う「コンプリートモデル」を購入するのも良いでしょう。
 
 
 
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 うむ、いい事を聞いた。次の側車の
 候補車に良いかもね...
 
 ただ、残念ながら既にサイドバイク社
 では「キルノス」を生産していないようだ。
 
 日本に入荷した車輌数も少ないらしく、
 入手するには現オーナーから譲って
 貰うしかないらしい。
 
 しかし、前からみると凄い存在感ですね。
 全幅は2m超えているのではないでしょうか
 
 もっとも側車のヒップ・ラインも大好きですが。