キルノスは ヤマハディバーション900を
本車とするコンプリート・サイドカーであり、
他の車輌との組み合わせは存在しない。
側車の車輪が本車のハンドルに連動して
ステアする「2WSシステム」を導入しており
クイックなハンドリングを体験できる。
1998年5月 伊勢神宮会館で開催された
第一回日本サイドカーショーで、京都の
ケンテックさんが展示されていました。
エンジンは空冷900cc4シリンダー、
価格は当時298万円でした。
オーナーの方と、以前に「キルノス」を所有
されていた方にお話を聞くことができました。
側車は2名乗車で、右の足元には結構な
容量の小物入れもあります。
天井には天井灯が、トランクにはトランク灯
が装備してあり、トランクの容量も大きい。
全天候トップは外からでも、内側からでも
ファスナーを使って開閉可能で、窓を開ける
感覚で留めておくこともできます。
側車内は非常に快適ですとの事。
オーナーとその友人のお話を聞いていると、キルノスに対する愛情が伝わってきて、こちらもうれしくなる。
お二人のお話を全部は書ききれないが、いくつか 挙げてみる事にする。
・ ショップはコロフィーさんだから、全く問題なし。パーツも本車のパーツリストを持っているし、不安はない。
またキルノス自体 これ専用のパーツというのは少ないから、まだまだ乗れます。
・ 2WSシステムのおかげでハンドルは軽いです。ハンドリングに全く不安はありません。
これはトランクに荷物を満載し、側車に嫁さんと子供を乗せた状態でも、変わりません。
・ 高速巡航も得意です。百○○キロでの巡航なんて楽勝ですし、百○○キロで走ることもあります。
・ コンプリートモデルで298万円という価格は、一見高価なように見えますが、長い眼でみれば
決して高い買い物ではありません。本車と側車を組み合わせる方式は最初は安価な場合もあり
ますが、やがて装備に不満がでてきて、結局は高いものにつく事も考えられます。
例えばタイヤのインチ・ダウンをしたりすると、その度にセッティングのやり直しが必要ですので、
最初からメーカーが熟成させた装備と性能を謳う「コンプリートモデル」を購入するのも良いでしょう。
うむ、いい事を聞いた。次の側車の
候補車に良いかもね...
ただ、残念ながら既にサイドバイク社
では「キルノス」を生産していないようだ。
日本に入荷した車輌数も少ないらしく、
入手するには現オーナーから譲って
貰うしかないらしい。
しかし、前からみると凄い存在感ですね。
全幅は2m超えているのではないでしょうか
もっとも側車のヒップ・ラインも大好きですが。