モーリンのアルト&スパイダー記

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宮島旅行一日目⑦(悲しき特攻兵器群)

                         ※ 画像は映画COMのHPより

先日3/3(日)塚口サンサン劇場 19:20の回で 「ゴジラ-1.0/C」 を観てきました。

初代ゴジラと同じくモノクロ映像版で、カラー版には無い迫力というか現実感を画面

から感じることができました。 そう言えば「トップをねらえ」も最終話は白黒でした

 

 

 

 

 

映画の冒頭 主人公敷島少尉が乗る零式戦闘機は 大戸島に不時着します。

敷島少尉は特攻隊員で、機体の不調を訴えますが、不調は見当たりませんでした。

 

 

「特攻」とは重さ250kgの爆弾を装着した戦闘機で、敵の艦船に体当たりをして沈める

という非人道的な作戦の事。 搭乗員は必ず死亡する「十死零生」の事から敷島少尉

零戦の故障を装って大戸島へ逃げてきたのです。 彼は実戦は初めてだったのです。

 

 

 

昭和19年マリアナ沖海戦で多数の航空機と熟練航空兵を失った日本は「練度の低い兵

で戦果をあげるには体当たり攻撃しかない」との軍部の声から、予科練習生や学徒動員

の若者を特攻兵器に乗せて出撃させましたが、その多くが命を落としました。

映画ではその晩に怪物が島を襲い、敷島の臆病さから部隊はほぼ全滅してしまいます。

 

 

 

 

 

 

「海龍(かいりゅう)」は海軍の二人乗り有翼特殊潜航艇で、当初型は搭載した直径

45㎝の魚雷二本で敵艦艇を攻撃する運用が、量産型は艦首に爆弾を充填した「特攻

兵器(人間魚雷)」として製造される事になりました。 

 

 

 

 

 

 


「回天(かいてん)」は「出撃すれば必ず死ぬ鉄の棺桶、人間魚雷」として有名な特攻

兵器で、空の桜花 海の回天と言われています。 桜花、回天ともに目標物までは母艦

(母機)によって移動する必要があり、回天は潜水艦に搭載されました。

 

 

 

 

 

現代の若者は戦争に関する関心や知識が無いと言われていますが、ぜひ一度 各地に

ある戦争資料館を訪れて、当時の若者の声なき声を聴いてもらいたいと、個人的には

切に思います。 日本の周辺国がきな臭い中、戦争が起こらない事を切に望みます。