雨降りミーティングは例年7月初旬の梅雨の時期に 故富井喜晴氏が主催されたサイドカー愛好者の
集いです。私も何度か見学させていただきましたが、季節柄 雨天が多かったような記憶があります。
今回 会場が急遽「国民宿舎 志んぐ荘」に変更になりましたが、屋根付きの車庫には既にたくさんの
サイドカーの姿がありました。 皆さん個性的な車両ですが、一際目についたのが この一台です。
千葉県のサイドカーメーカー「オクトラン」
製作の「SPORTS TOURER」です。
2010年のモーターサイクルショーで
展示されましたが、こんなに近くで見る
のは初めてです。
そのスタイルは同じ一体型の先駆車
「クラウザー・ドマーニ」と似ていますが、
全体的に一回り大きく、迫力があります。
細かいところの作りこみや、配色など
日本の職人芸といった感じがあります。
メーター類から類推するに本社はBMWの
Kシリーズを流用しているようです。
サイドミラーは左右ともフレームに嵌め込ま
れており、これで後方視界が確保できるの
かと思ってしまいます。
シートに座れば疑問が解決するのですが、
オーナーの姿が見えないので断念しました。
メーター上には何らかの取付け器具があり、
どうやらカーナビの様ですが、詳細は分かり
ませんでした。
こちら側から見ると、すごいボリュームを感じますね。オクトランさんのHPを拝見すると、スポーツツアラーの
価格は、ベース車両(K100RS~K1200RS)や登録諸費用、消費税を除いて450万円からとなっています
ので、この車両はおおよそ700万円以上するのではないかと、類推します。
スポーツ・ツアラーには全天候トップが
装備されていました。
この車が全天候トップをつけている姿は
初めて見ます。
トランクも扉が大きく、大容量の様です。
スリーホイラーズバイブルによれば、
トランクの開閉はワイヤーリッド式で
運転席からワンタッチで、操作できる
そうです。
前から見た全天候トップは、こんな感じ。
付いていて、スポーツ走行時にも、パッセ
ンジャーをしっかりと保持することでしょう。
側車の乗り降りは、全シールド部分が
ガルウイング方式に開閉するので、
それも是非見たかったのだが、前述と
同じ理由で見れなかったのは残念です。
こちらが独逸製クラウザー・ドマーニ。 黄色の車体がまぶしい。ドマーニ隊は5~6台参加していたようです。
20年前の発売当初の価格は確か750万円位。限定生産で今でも極少数が購入可能だが、価格は1000
万円を超え、1200万円だという声が周りからしました。 もう、マンションが一部屋買えますね。