モーリンのアルト&スパイダー日記

スズキ 新型アルトとSPYDER RTの長期テストを掲載中

三輪車乗りは時に発作を起こす

f:id:morriee2:20220404111709j:plain

う~む、晴れた日に海沿いの道を乗用車で走っていると、時々発作的に大人の三輪車に

乗りたくなります。体力が落ち、反射神経も鈍り、事故に遭遇する可能性が高くなって

いるのは、理性でわかるのですが、本能はそうではないようなのですね、これが!!

 

 

現実的に考えれば、再度大人の三輪車を楽しむには、なかなかハードルが高いのです。

まず価格面で言うと、上記のCan-am SpyderRT-Ltdは 2023年式で427万円からと

老後の生活を考えると手を出せない価格帯です。2025年式だともう一段あがります。

 

 

 

 

 

なら中古車はどうだと言えば、SPYDERシリーズは年式の割に価格はこなれてません。

またサイドカーの場合、法律の「改悪」によって、国産の新バイクに後付けで側車を

取り付ける事が実に困難になった為、バイク側の年式がかなり古くなってしまいます。

上記の側車の価格は百万円ですが、本車は2002年式で、部品供給等に不安を感じます

 

 

 

 

 

元のスパイダー仲間は、ダイハツコペン・オープンカーを 「全天候型4輪バイク」と

称して、オープン走行を楽しんでおられましたが、残念ながら胴長短足・座高が高い

私の場合、頭がフロントガラスの上に出てしまい、幌を閉めると運転席に乗り込むにも

一苦労な状態なので、非常に魅力的な車ですが、コペンの購入は断念しました。

 

 

 

 

 

 

本車が50cc超 250cc未満の排気量の場合、「側車付軽二輪」の扱いとなり、この場合

「悪法」が適用されない為、本車に新車を選んだサイドカーを新作する事が可能です。

ただし排気量が250cc未満、車幅が1300mm未満等の制約があります。

 

 

 

 

 

 CL250+mcraft SS1

 

軽二輪サイドカーなら車体や各種装備で、100万円前後の資金で新車購入できます。 

ただ本車が125cc未満の場合、法律上は高速道路を走行できますが、SHOPサイドでは

最低速度等の危惧により、軽二輪サイドカーの高速道路走行を推奨していません。

 

 

 

 

 

 VSTROME+SS1

 

本車が250ccの場合 高速道路を80~90kmで巡航するのは問題ないと思いますが、

250ccサイドカーは車検が不要とはいえ、オイル交換や部品交換が当然必要です。

購入先が側車の供給先だった場合なら問題ないでしょうが、本車購入先と側車の

供給先が異なった場合、地元でのメンテナンスを受けられるかが問題となります。

 

 

 

 

 

例えば私が「v-STROME 250SX」に好みのサイドカーを取り付けたいと思っても、

地元のバイク屋さんでは、取付後の側車のメンテナンスは拒否されると思います。

なんといってもサイドカーは幅がありますし、単車用のメンテナンステーブルにも

乗りません。 左サイドカーの場合、車体左側からのアプローチもしずらくなります

し、置く場所も取ります。 故障時の移動にも大型の積載車両が必要です。

 

 

 

 

 

こんなご時世に朗報なのが今年11月から、ロイヤルアロイジャパンさんが新型側車を

日本国内で販売するとの報道がされました。総排気量278ccと側車付軽二輪の枠を超え

価格は143万円からとなっています。 

 

 

 

 

 

ただ私が考えるに、購入にあたって いくつか懸念があります。

① 日本の法規制に適合する為の仕様変更に伴う費用等は別途販売店OPとの記載が

  あり、排気量が250ccを超える為 例の「悪法」が適用されて、費用が非常に

  高額になるのではないかという点。 

② 上記にあるようサイドカーの取り扱いは特殊なため、従来のバイクのみの取扱店

  で「Royal Alloy TG300S  sidecar」を販売、メンテナンスできるのかという点

③ 慣れの問題ですが、日本の場合、側車が左側にある左カーの方が有利なのですが

 (右側にあると、パッセンジャーと対向車が正対してしまう)、これは右カー。

 

 

 

 

 

今の処 情報が少ない上に、実車も見ていないのでなんとも言えませんが、久しぶりの

新型サイドカーですので、早く実車を試乗してみたいです。「死ぬ前にもう一度くらい

大人の三輪車を楽しんでも罰は当たらないよね」と思う、今日この頃です。