天草市立「天草ロザリオ館」入館料は大人300円。開館時間は 8:30-17:00 まで。
館内の映像ホールでは、天草における潜伏キリシタンの歴史を 迫力の3D立体映像で
紹介します。
1549年 フランシス・コ・ザビエルが鹿児島に上陸し、日本に「キリスト教」を布教
し始め、その後 天草地区にも広まりましたが、1587年に豊臣秀吉が伴天連追放令を
発布し、キリスト教の弾圧が始まりました。
1614年には キリシタン禁教令 が発布され、その後300年間 信者たちは厳しい弾圧
に耐え忍びながら信仰の火を守り続けました。館内には「マリア観音」「かくれ部屋」
「経消しの壺」「メダイ」「踏み絵」などが展示されています。
丘の上にある「大江天主堂」に 9:15 到着。教会内部の撮影は禁止されているので
敷地外から撮影しました。 ロマネスク様式といって、一般的に厚い壁や小さな窓、
半円アーチなどが特徴だそうです。
現在の建物は 昭和8年に天草への伝道に生涯を捧げた フランス人宣教師のガルニエ
神父が地元信者と協力して建立しました。
敷地内には なぜか「ルルドの奇跡」の像がありました。
聖母マリアに祈りを捧げる信徒と、奇跡的治癒を起こすという泉が模されています。
近くにあったお墓です。墓石の上部に十字架があり、家名が金文字になっています。
潜伏キリシタンの家系のお墓なのでしょうか?